開催レポート
平成29年度災害危機管理シンポジウムを開催しました
最終更新日:2018.01.19
大規模な災害が起きた際に、増え続ける在住外国人や外国人観光客等の対応を含めて避難所をどう運営すればよいのか等、課題について考える「災害危機管理シンポジウム」を沖縄産業支援センターで開催しました。(共催:一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー/那覇市消防局)
シンポジウムには沖縄の地域防災計画に定められている関係機関や、当財団で養成している災害時外国人支援サポーターなど70名程が参加しました。
シンポジウムでは基調講演として、岩手県陸前高田市で実際に東日本大震災時に避難所運営に携わり、現在避難所運営アドバイザーとして活躍されている佐藤一男氏をお招きし、「東日本大震災、体育館避難所で起きたこと」をテーマにお話いただきました。
基調講演での学びを元に、午後には那覇市消防局のファシリテートによる「避難所運営訓練(HUG)」を行いました。5人前後のグループに分かれ、避難者に見立てた避難者カードを体育館に見立てた模造紙に配置(避難)していった他、「全員に行き渡る料の食料が準備できない」など80にも渡るイベントにも並行して対応し、その対応策をグループで検討しました。またその結果を佐藤氏の実体験に基づき、講評していただきました。
参加者からは、「「避難所」運営や行政がどう対応すべきかはまだまだ勉強不足と痛感した」や「実際に体験した方のノウハウを伺うことができ、目からウロコだった」などの感想が寄せられました。
お忙しい中、出席された皆さま、また岩手県から悪天候の中お越し下さいました佐藤様、ありがとうございました。
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