1. 「避難所運営訓練」と「多言語支援センター開設訓練」を実施しました

「避難所運営訓練」と「多言語支援センター開設訓練」を実施しました

最終更新日:2020年11月12日

11月7日(土)に浦添市立仲西小学校において、「避難所運営訓練」及び多言語支援センター開設訓練を実施しました。(共催:浦添市)

去る11月7日(土)に浦添市立仲西小学校体育館において、「避難所運営訓練/避難所体験」を実施しました。この避難訓練は島嶼県沖縄の地域防災力向上を目的に毎年行っており、子どもからお年寄り、体が不自由な方々など地域住民200名以上の方々が参加されました。

特に今年は人が集まる避難所で新型コロナウイルスの感染防止対策をどう実践するかも課題の1つで、受付班担当者は、密にならないよう、ソーシャルディスタンスを保ちながら、検温の実施・問診票の記入、手指の消毒等の受付け対応を行いました。

訓練では大規模災害時での支援拠点となる「災害時多言語支援センター」と我々が育成した「災害時外国人支援サポーター」と協力体制を確認しながら、支援がいきわたらない外国人に必要な情報をどのように届けるか、また防災関係機関との確認訓練が行われました。

一方、会場には災害時に役立つ知識を紹介するブースを設け、訓練と並行して、参加した地域住民らが手作りグッズや心肺蘇生のやり方などを学んでいました。

訓練後の振り返りとして(一財)熊本市国際交流振興事業団の事務局次長 勝谷 知美氏を招聘し講評をいただき、「避難所の至るところに多言語表示があったのは良かった。しかし、表示が避難者に伝わらないと意味をなさない。言語によっては文字が小さすぎたりしたので、避難者の視点にたって掲示できるとより良かった」等の指摘がありました。

一般の参加者は訓練を通して、防災への意識を高めている様子で、また、災害時外国人支援サポーターからは、「机上だけで学ぶのと、実際動いてみるのとでは全然物の見え方が違って、訓練であったとしても、「想定しながら」動けるのは貴重な体験だった」との感想が寄せられました。

主催者として訓練を振り返って、これまで実施してきた参加者数が最多であったことは、とても良かったことだと感じています。一方、今回はいつも以上にチラシやポスターの多言語数を増やし、また地域の外国人コミュニティにもキーパーソンを通して広く呼びかけたにも関わらず、災害時外国人支援サポーターを除く一般参加者の中に外国人が全くいなかったことが課題の1つです。もしかしたら、「避難所がどのような場所なのか」「避難所に行くとどんないいことがあるのか」「外国人が避難所にいってもいいのか」などそのあたりの浸透がまだまだだなと感じているところです。今後はいろいろな講座や日本語教室等を通して、特に外国人の避難者行動に結びつくよう、イベントの啓発を図っていきたいと考えています。

もう一つは、多言語支援センターの運営方法についてです。事前の打ち合わせでは全員の協力(話し合い)で行うことを確認していたのですが、いざ訓練がはじまり、いろいろなシナリオや対応を迫られ、いっぱいいっぱいになると確認作業を怠り外部に発信してしまうことが散見されたり、情報を共有するためのログの入力作業が追いつかず、対応のトリアージがうまくできなかったことなどが挙げられます。

 訓練にご協力・ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。

  • 多言語支援センターで開設に追われる職員

    多言語支援センターの様子

  • 災害時外国人支援サポーターから寄せられる情報をデータ化

    多言語情報を掲示する避難所運営班

  • 県内でのサポーターの活動状況を確認

    救急救命講習を受ける子どもたち