開催レポート
第35回 外国人による日本語弁論大会を開催しました
最終更新日:2018.02.15
沖縄県内で暮らす外国人による日本語弁論大会(共催:沖縄県・沖縄テレビ放送株式会社)が、2月10日(土)恩納村にある沖縄科学技術大学院大学で開催されました。17カ国32名からのエントリーがあり、1次審査を経て本選に出場したのは9カ国・12人。参加者は皆緊張しながらも、来場した多くの観衆を前に熱弁を振るいました。
最優秀賞にあたる「沖縄県知事賞」を受賞した、台湾出身の王俊人(オウ シュント)さんは電話対応の際に気付いたことを語りました。電話応対の中で「日本語の法則」を学び、失敗を重ねながらも「言葉で表す礼儀」について自分なりの想いを語り、聴衆を惹きつけました。優秀賞にあたる「沖縄県国際交流・人材育成財団理事長賞」を受賞した、フランス出身のデュピュイ・クレマンさんは「まだ、間に合います。」という演題で、身近な環境問題にスポットをあてて「エコロジカルな沖縄」を提言しました。
『私のお父さん』という演題で発表したヘムペス・ローズ・ラーニさんは、沖縄民謡「汗水節」の歌詞にフィリピンにいる父への想いを乗せ弁論を展開し、また中国上海から沖縄に移住し暮らす趙軍(チョウ グン)さんは「島人になる」というテーマで、第二の故郷となる沖縄への想いや感謝を語りました。
その他の弁士の皆さんも壇上で堂々と発表し、来場したお客さまからは、「何度もこの弁論大会を聞きに来ているが、心に響きとても有意義である。」「外国人の視点からの発表は目から鱗の内容であった。」等の感想が寄せられました。参加された弁士の皆さんおつかれさまでした。また、ご来場のお客さまもお忙しい中、足をお運びくださり誠にありがとうございます。
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